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刀剣短歌
ただきみはうしなはれゐて絢爛のrunawayちはやぶる銀の庭
折句(た/う/けん/らん/ぶ)
だって次のおまえがやって来ることを知って放した掌だった
だれのための正しさだろう 水面におちては何度もさく桜花
感動のフィクション あなたに降るだろう雪を燃やして花で飾って
たたかつてうしなふことの快楽(けらく)にゐたんだねデスクランブルしよう
折句(た/う/け/ん/らんぶ)
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刀帳
No.3
みなのわた被(かづ)くさだめを決むるとき熱砂に拾ふちかひかくろし
折句(み/かづ/きむ/ね/ちか)
No.5
コギト、エルゴ……、ついに途切れた寧謐に舞うきみの紅涙がまぶしい
折句(こぎ/つ/ね/ま/る)
No.7
いきながら知る天命よ君に降る六花(りっか)をみあやまることなかれ
折句(い/し/き/り/まる)
No.9
いつか忘れる忘れる空を飛べよっておっしゃる 死者に死がないことも
折句(い/わ/と/お/し)
No.11
いくつかのまちがい ずっとのこされてつるべおとしのギミックがなぞ
折句(い/ま/の/つる/ぎ)
No.19
肉塊は仮の器であろう ああ犯した罪を笑んで迎えた
折句(にっ/かり/あ/お/え)
No.23
なみだなみだ君の愛した銀河にはついにあの子の眠るまほろば
折句(な/き/ぎ/つ/ね)
No.25
逸早く御覧いれましょうひらくゆめ閉じゆく夢に降り掛かる火を
折句(いち/ご/ひ/と/ふり)
No.27
なみだってまずいね。まずい。おとむらいはうしなった回廊に果たして
(な/まず/おと/うし/ろう)
No.29
ほらふたりネバー・ダイそっと認めれば失ってひかる蝋燭はどこ
折句(ほ/ねば/みと/うし/ろう)
No.31
ひらかれて喉の白さに届かずにうしろを向けば歌ってほしい
折句(ひら/の/と/うしろ/う)
No.33
あるだけの続き見たくて閉じた目にうつるすべてを知ろうとしたさ
折句(あ/つ/と/う/しろう)
No.39
まだ連理の枝をおもうよ闘志って露悪に似せて歌にしていい?
折句(ま/えだ/とうし/ろ/う)
No.41
飽き足らずトドメをさした海も空もしろくかすんで浮世はきれい
折句(あきた/と/う/しろ/う
No.45
見ーつけた。誰も知らない糖蜜を知ってあなたのlawははかない
折句(み/だれ/とう/し/ろー)
No.47
極上の答えください。退屈なよしみをずっとつなぎたいのです
折句(ご/こ/たい/よしみ/つ)
No.49
焼ける空に幻月(げんげつ)を見た問うたびに死はまだ遠くだろうとおもった
折句(や/げん/とう/し/ろう)
No.55
うつくしい愚者よおまえが生き延びて澄ませるだろうループをきこう
折句(う/ぐ/い/すま/る)
No.59
欲しがってたまるか淡いルミナスをまるでいのち、と流言(るげん)にきいて
折句(ほ/た/る/ま/る)
No.61
会いたさは依然募ってくるいばな匂えば青空としてある闇
折句(あ/いぜん/く/に/とし)
No.65
咎はないんでしょうひたすら凡庸な傷を増やして凛と立つ夕
折句(と/ん/ぼ/き/り)
No.73
ショーは終わり。砕けた愛は遺棄。りんご見つけて日々はただじゃすまない
折句(しょ/くだ/いきり/みつ/ただ)
No.79
交叉する刹那ひかりは 先を飛ぶもんしろちょう口実にさよなら
折句(こう/せつ/さ/もん/じ)
No.81
そうであるなら石榴の花が咲くまでをモン・シェリー、蕩尽はどうです
折句(そう/ざ/さ/もん/じ)
No.83
さようなら咲かない花火もういやなんだって言えば時雨(じう)つめたいよ
折句(さよ/さ/も/ん/じ)
No.85
完璧なしゅいろあかいろ浮世から黄泉を見るときつらくはないさ
折句(か/しゅ/うき/よみ/つ)
No.87
やまいぬの遠吠えをきいたのかきみに見破られるたやすさだって好き
折句(やま/と/のか/みや/すさだ)
No.89
数う幾千の世界に鐘は鳴りさいごにひとが抱く光たち
折句(か/せん/かね/さ/だ)
No.91
いずれこの身の滅ぶ。はにかみ可視の熱と光の差だけかぞえて
折句(いず/みの/かみか/ね/さだ)
No.93
むつかしい能書きは要らん 神代(かみよ)からしかし叶わぬ雪乞いをして
折句(むつ/の/かみよ/し/ゆき)
No.95
やがて爛漫たるさくらばなを裏切り狗肉食むヒロインとして
折句(や/まん/ば/ぎり/くに/ひろ)
No.97
止まぬ雨は無様だろうかしくじりも憎しみもみな披露しようぞ
折句(やま/ぶ/しく/に/ひろ)
No.99
ほんとうは理解されたい。わくらばに似合わないひとを拾う。何度も
折句(ほ/りか/わく/に/ひろ)
No.101
花曇り 血は柔肌に透けどんな過去もあなたの手付きしだいに
折句(は/ち/す/かこ/てつ)
No.116
おなじときをおくる苦しさ戮すればからくれないの雷雨 雷雨だ
折句(お/おく/り/か/ら)
No.118
返答をしきりに待とう配下にて世界を捨て去るべきなら捨てる
折句(へ/しきり/は/せ/べ)
No.122
号砲に従っただけ。心臓へ送られて火が産んだ怪物
折句(号/し/し/お/う/)
※「ししおう」だと音が足りないので「(無銘)号 獅子王」だということから。
No.128
どうせ日々は泡沫の夢ぬばたまの決まって黒く咲く肉の花
折句(ど/うた/ぬ/きま/さくに)
No.130
罪をなすルートにてはじまる舞を苦にはしないさ眺めがいいね
折句(つ/る/まる/くに/なが)
No.132
たいそうなロジックですね浮世にはただ散る花にちからを与え
折句(た/ろ/う/た/ち)
No.134
じき蜃気楼も消えるさうつくしい戦いなんて千代にないのさ
折句(じ/ろ/う/た/ち)
No.138
おかえりよ天意のままに銀笛(ぎんてき)の音の鳴ればほかにやりようもなく
折句(お/て/ぎ/ねの/やり)
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