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うしなうならいまだよ積もらん雪ばかり降る町で放す指先 きれい
/2014.01.15
さみしいって言えよあたしだけに言えよ真冬のリップクリームかたいよ
/2014.01.16
液晶のうえでにじんで消える雪 端末にも体温があること
/2014.02.08
謎は謎のままが楽しいからきっと一生言わないだろう言葉たち
/2014.02.08
用意した台詞を忘れたのかほほえむばかりのきみにつられて笑う
/2014.02.13
こうやってかたちになってゆくのだね覚めたひとみで見てもまぶしい
/2014.02.13
たとえば鞄のチョコをくださいなにもかも魔法みたいにはたらく日々に
/2014.02.13
雪が降れば(バレンタインとは気づかないまま)雪だってメールをしよう
/2014.02.13
甘いだけのチョコをあなたに/我々の人生を長い目で見て喜劇
/2014.02.13
「俺はそうはおもわなかった」とぼくは言いぬるい紅茶を飲みほしてゆく
/2014.03.03
花冷えのそらにウミネコなあなあとぼくたちに絶望は向いてない
/2014.04.05
こんなにおれを好きであなたの両手からこぼれる青い花だったのだ
/2014.05.07
燃える手をとってそれでもあのひとはこごえるだなんて言ったんですね
/2014.05.09
あとはぜんぶ手に入れるだけ振り向いた町の夕陽がすごくまぶしい
/2014.05.11
ひとりしか救えんような愛だったら要らん。線香花火は落ちる
/2014.05.11
正義は勝つ、のだからほろびるのが僕だ。とうといおまえの街を思うよ
/2014.05.13
では彼の献身についてを語ろうあなたのくれた花を活けたら
/2014.06.10
たかが神、落として緑 にんげんがにんげんにするように愛せよ
/2014.06.14
くわれたいむくわれたいよわれらかつて、言いかけてそこに来る終電車
/2014.06.17
恋と言うほかにないなら恋でいい燃やした薔薇の灰の王国
/2014.06.20
裏切りの予感を笑いおれたちがなせばなんでも快楽になる
/2014.06.29
これはきみの裏切りで完成する絵図。いいんだよ海を見捨てて駆けて
/2014.07.13
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